Monologue 2015


彼方への招待


ああ、紹介するなどと言って
面倒だったのでしていないほったらかしのワタクシ。。

そして実は既に発売中であることさえ告知していない始末である

今月の二日に出ております~(笑)



こんな感じ。
ご興味があったら見て下さいまし。
中身の説明は
後日改めて。

そして今は
翻訳詩集の下訳をしているところ

ワタクシの好きな詩を選んで
恣意的に(でも恣意ではない)
纏めて一冊に
タイトル未定

翻訳、traduction、
語源は「彼方への導き」というので
ちょっと恍惚と致します。。


ああそして
マラルメの翻訳をしていたら、
先日はわが魂の祖国Franceで
世紀末と思しき戦いが……

少々消沈しているのですけど
わたくしの正義は絶えずフランスと共に在ります。

何かを信じる、愛するということは
どうしても戦いなのです
哀しく、怖ろしくも
真実というものは酷薄なまでに常に一つなの


いずれちゃんと詩にしたいかもしれません
一番重要なのは
何かということを



mayumi
16 novembre



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・







十月末、劔の會


漸くわが新詩集「劔の會」を描き終える
予定よりも大分ずれ込んでしまったので
己の遅筆に全く嫌気が差しているのだけれど

今回も凄絶な詩が産まれたので
免じて赦そう。
(己に甘い?(笑)いーのです。)

タイトルに掲げたように
恐らく十月末くらいに書物になるのではないかしら

そして私は
次なるお仕事へ。

命短し、夜は永遠
立ち止まる暇などございません

やりたいことが閊えているので
一つ一つ一日一日、進めていかないと

自分の手垢が付いてしまいそうで怖ろしくなるの


今回の詩集は
ちょっとずつヒトリゴトで紹介しようかしら


mayumi
le 28 septembre


美的思索の合間のジョージ・クルーニー


人間的な翳のあるオトコって
とってもセクシー、だ、わ
と昔からの海外ドラマを眠気覚ましに観ているmayumiです

ジョージ・クルーニーの何処となーく
陰翳を抱えた微笑をわが愛用ノートちゃんが映し出し
夕暮れの、鮮やかな夕やけいろと焦げた地上の暗がりに
仄かに染まりつつ揺蕩う燦爛の海の面のような
ほろ苦い背徳を湛えたお貌にちょっとときめきつつ
(もしかしてこれは夏の海のような、
アラン・ドロンのイメージと混じっているのかも。。)

甘い陰徳を吐き出す為の莨に火を点ける

窓外には不安を掻き立てる曇天の烟が顕ち罩め
重苦しく浮遊した大気が罪深き緑の筆によって攪拌されている
人間味溢れる素敵な大人少年の表情に魅せられながらも
戦ぐ枝葉の葉叢に私は遠いあなたを想う
いつの間にやら
その日の天気の貌はあなたが今そんな気分だからなのかもしれない
と思い込み始めている私は
いつの間にやら
ブラックアウトしているPCの画面横目に今日何杯目かの珈琲を淹れる……


そうして鏡を見れば私のお貌は
どんどん非人間的に人間離れしていくのであった。


あは。
次の本もオモロクなろう。。

今描いているのは詩と、エセーと、詩的エセーと、訳詩
多分九月か十月くらいになると思いますが
まーたラッシュみたいにしたいなあ
人に迷惑かけまくりたいなあ
などと不穏なことを企みつつ


表紙には「
非人間」たちに出て貰おうなどと
色んなアイディアを練りながら
またまた五月蠅くて濃ーいご本たちにしようと思っていまふ


その内の詩集のタイトルは「劔の會」なので
縫われた目蓋を抉るような
絵画のような傷を描く彫刻刀のような

そういう感じになる予定。
(になるかは知りませんが、あは。
でもそれを目指して、ね。)



刮目あれ。



le 18 août
mayumi


魔夏の日々の「追」想


先日は私の誕生日、何人かの愛すべき友人たちにお祝いの言葉を頂いて
お返事出来ていない人もいるのだけど、どうもありがとう

わが敬愛するALI PROのnewアルバムの曲タイもジャケットも出たようで
私ものんびりダラケ切っている場合ではないなと意慾新たにしているところ

詩であれエセーであれ、描ける時に描かないと
描きたい時に描けるという代物ではないので
とても愉しく苦しいのですが

五月にL嬢と赴いた山口小夜子以来
「美来」「未來」と想い続けていて
詩集の方は凄絶にレベルの高いものになりそうな気配。。


そして巷では
何とかデモをやりまくっている人々がいて
それにも憤りつつ。


更にさっきも言った「快楽のススメ」からも
多大に影響、というかインスパイアされながら

色んな意味で、”懐かしくて新しい”詩藻が溢れてきている
詩集タイトルは「劔の會」

(まーたマニアックすぎてピンとこないでしょうが)


もう少しでお知らせできるかと。


他にもいろいろあるけれど
それはまた後日。


読書の方は、またあまり進んでいないけれど
ジューヴがもうすぐ終わりそう
愛慾と神の救いとの間で狂乱しながら
神の啓示を受けたとして愛人を殺めつつ
愛する人を愛していると言いながら神を憎む
という少女のお話

怖ろしーく、ざっくり言えばね。





le 2 août
mayumi



Kindle版リリース。

これまでの詩集「美性侵略」から「Passion」まで
Amazon Kindleでもご購入頂けるようにしました

紙本フェチで、電子書籍賛成反対派のワタクシですが、
実は時間がない時にはちょっと使ってしまうのです

なので、全っったくお勧め致しませんが、
一応お知らせを

・・・・・・・・・・・・・・・・

今月はワタクシの誕生月
すっかり真夏ですけれど、
私は密かに、春の彌生に散った
櫻のひとひらを想いつつ

今も言葉を紡いでいます





mayumi
le 8 Juillet

久々の更新
先月までと違って、今月はとっても
意味のないことで忙しいので
特別書くことが無かったの。


ミュゼデエトのこと、書いていなかったので
そのことでも書いておきましょうか

本当は色々廻るつもりだったのだけど
某アンティーク屋で怖ろしく時間を使いすぎて
現代美術館でやっていた山口小夜子展しか行けなくて
ちょっと残念でした。。

でも、アンティークはどうしても昔のもので、
山口小夜子展のサブタイトルは「未來を着る人」で、
過去と未来を行ったり来たりするこの今の一日
というのを味わい私も恋人も
収穫は大ありだった模様

私たちは、月光嗜好症の太陽熱望性なのです
ああ好きだな、美しいなと思っても、
常により高いところ、もっと愛する先があるはずだと
どんどん深く前へ突き進みたい人なのです

いつも、何かが足りない、と感じて、
何が足りないのだろうと思案を巡らせていて
未來を着る人、と言われて
ああこれなんだと思い至り



未來派、私は「美来派」と描きたいんですけど

そうしてふたり、この先について、
色々と考えを巡らせながら
とても素敵なヴァカンスを過ごしました


次の詩集のテエマはこれね
濃密に広がっていく爽快な高揚感
快い、緊張を。
九月くらいに出すと思います。
もー今年は止めようと思っていたのだが、
我慢出来ないぃ~ので



le 27 juin
mayumi


Vacance

暫くサボり気味でしたが、昨日漸く「Passion」脱稿
長かったっすね。。
三月からのリリースラッシュで七冊?でしたっけ
それ自体は短いというか、普通は
在り得ないスケジュウル
ですけれども(笑)、
元々はサイトに上げる予定で去年の秋ごろから書こうと思っていたものなので
描くの自体は、長かった気持ちです


という訳で、
暫しのヴァカンスモード。
明日は久々恋人とミュゼデェト。


(意外なことに、私たちは
ふたりで美術館に行ったことが
殆どない。
何かエジプトマスク展だったか。
)



読書はこの間の山田詠美とマンディアルグ、
そしてピエール・ジャン・ジューヴとブラッドベリ。
あとマシュー・グイン「解剖迷宮」。
ナボコフとハイネもまだ途中。。

・・・・・・・・・・・・

「Passion」
五月下旬・70P・大型版・予価1700+tax

Passion
1.密薔薇フィルハーモニア
2.恋愛芸術
3.VirginMary
4.病める薔薇の娘
5.この至高の名品
6.愛に眠れる廃虚
7.海賊の胸に躍る
8.イデア薔薇
9.血縁
10.薔薇よ、静かに覚醒せよ


偏愛陶酔領域
1.婆々ワルツ
2.死する修道女
3.祭壇のモロー
4.黒衣の魔女の企み
5.白皙の猛獣
6.偏愛陶酔領域
7.薔薇とあなたと私
8.幻想悦楽園
9.バライロ滅相
10.暗黒娼館サロンにて
11.麗しい少女を美しく穢したい
12.生きている美術


Mayumi
le 9 mai


のワタクシの読書。

アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ「みだらな扉」
ハインリッヒ・ハイネ「冬物語」
山田詠美「賢者の愛」
その他ボルヘス・野溝・ナボコフこの間からの続き。
小池真理子「千日のマリア」は読了




近頃は読書をしながら、
「Passion」の原稿をサボりつつ
近所の
小料理屋などに行ってしまったり
ちょっと怠惰気味。。

その割には、
体重は嘗て新記録の減量中
という。。


色々大変だけれど、
私に出来る唯一のことは
描くこと。

負けてはいられない


le 26 avril
mayumi



Grand Opera



漸くAmazonに出ました
この間のヒトリゴトでも言いましたし
商品説明欄にも書いた通りです
色んな意味で、オススメ


あと他の本が、今「予約中」になっていると思いますが
これが例の背表紙の本文引用が分かりづらいので
ダメだと言われた修正ですので
あまり気にしないで下さい。
(Amazonが何をやっているのか分からないですが
「逆さ吊り~」はついに修正前のやつで貰えず。。
問い合わせにもあれから音沙汰なし)


なので「綺羅の時間」は未修正。
他のはご自由にどうぞ(笑)。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そして、「オワタンノーク」読了。

ワタクシ的にとても完璧な物語!
ストーリーも面白過ぎて、意見も合うし
最後のオチが、ダークなツボでふ。。


ついでに「薔薇の回廊」も読み終える
マンディアルグはやっぱり
皆川博子だなあ
こんなの、も、描きたいなあ

今は「ロンサール詩集」中。

(昨日の銘柄と違う、という突込みは不要)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「Passion」は着実に成長中



mayumi
16 avril


最近のワタクシの読書。

ダニエル・サルナーヴ「幻の生活」
マイヤ・ウィリアムズ「オワタンノーク・ホテル」
ホルヘ・ルイス・ボルヘス「詩という仕事について」
ウラディミル・ナボコフ「青白い炎」


サルナーヴとホテルのことは前から言っていますね
描くのに夢中で殆ど進めていなかったので、
ちょっと再開。

オワタンノーク、まだ半分くらいだけれど
ワタクシにはとてもツボ。
ボルヘスはお勉強になるというか、
何故か今まで買っていなかったんですよね

ずうっと前から、立ち読みするたびに
意見が合うな、と思っていたのにね

あと、去年途中まで読んで止まっていた
「野溝七生子作品集」もちょっと再開
今のところ私にとってこの方は
好きな作家の三本の指に入る
ので、人にすすめるの、いや


先々月書店で久々にたくさん買い集めて
未ださっぱり読んでいないので
描き物の傍ら読み耽って

もっと描きたくなってうずうずしていまふ



mayumi
15 avril


********************

「美性侵略」と「浪漫的歪み」


「美性侵略」と「浪漫的歪み」が手元に届いたのだけど

「美性侵略」は完璧
直すところはなし。
今のままでホント美しいので
これはおすすめする。

もう一個もほぼ完璧
なのだけど、一文字だけ誤植。
フォントがちょっと違うのが一単語。
二か所だけ。



さて、
あと一冊よ、Amazon君



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昨日のヒトリゴトでお知らせしました
「綺羅の時間」の誤植について

既に原稿の方は修正を終えているのですが
折角の美しい表紙デザインに物言いがついたのを修正せざるを得なかった
関係で、現時点では修正入稿が出来かねている状況ですので、
修正可能な状態になり次第、
改めて修正版を審査に掛けさせて頂きます。
興味を持って頂いている方には申し訳ありませんが、
修正が完了致しましたらこちらにて報告致しますので
宜しくお願い致します。

(別にページ番号だのフッタだの
奇数ページだろうと関係ないやい、と仰る方は
今買って頂いても構いません。
内容は変わらないので。
ただ、おすすめはしませんが。)




le 11 avril
秋山 繭美





*****************************************


誤植。。とAmazon。


あの四冊、
一頁づつちゃんと確認したつもりだったのだけど、
今日届いたので読んでみたら
今のところ「綺羅の時間」はちょっと誤植が酷い。。

三篇だけ、奇数ページから始まってしまっているし、
(これは自分が許せないところ。)
フッターのセクションが間違っているし、
目次のページ番号もずれているし。。


これもいずれちゃんと直します
本文には間違いはないですが、
もし今買う人にはすみませぬ


サンプルが無いので巧く行ったかどうか分かりにくい。。
他三冊も、今集めて確認します~
何か見付けたら
ひとりごとでお知らせとお詫びを。


・・・・・・・・・・・・・


でも、何で、
背表紙を修正させられたのか全く分からないほど
表紙は今回巧く行っていたのに。
デザイン×ッグさん。


けっ。ムカつく。



二巻と三巻の在庫切れ表示に対しての
問い合わせの返答がまだないAm×zonとか


今日はちょっとイヤな日。

でも

縦書き冊子で読めるだけで
私はうっとりできるので
差し引きゼロ!




le 10 avril
mayumi


次の新刊について



先日脱稿して、漸く一段落
物語風とか言いながら
ストーリーを愉しむものではないのですが


「Grand Opera」


全篇新作の詩集です
まだはっきりわからないけれど
恐らく二週間後くらいには
Amazonに出ると思います

というか最早詩集であるかさえ疑わしいですけれど
かなり不思議な、書物になっているかと思います
表紙は、ポール・ドラロシュの絵にしました

三つのテーマが入っていて
お花ロリケイトみたいな連作風と
ちょっぴりグロテスクで意味不明かも知れないホテルモノと
純粋外連風味なオペラもの

解説は面倒くさいのでしませんが
色んな意味で、個人的には気に入っているので
是非、読んでみて下さいね


あとその次の新刊も
もう少し薄目の新作詩集
そちらのタイトルは「Passion」です
こっちは、今描いているところですけれど
偏愛現代美術風味にしたいなと思っています
これは五月くらいに お楽しみに


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「Grand Opera」
四月下旬発売予定
156P・予価2,160yen(Tax in)


1.Fleur Nocturnal
清廉、柔らかなる神殿の衣擦れよ
花の言葉で精霊の歌を詩わん
Poèsie
懐かしき月下の調べを追って私は森にて逢う
あなたが神秘を舞う、眸の果ての舞踏会
Flower Lamp 花灯
薔薇片皇女
黎明の夜に喘ぎ充ち、夜啼きの砂は真珠の果実と孕む
Poèsie Éternité
魔を起こす太陽さえ紗衣は包む、秘密の鼓動の贄として
Grand noir 華燈


2.月蝕ホテル
ホテル・エクリプス
蜥蜴の庭のティータイム

水音と恍惚と、切なさの絹衣
化人客人
シェヘラザード夢千夜
秘めやかな美味礼讃
アプロディーテの寝台
お忍び鹿とライオン
決起集会
謎めいた住人
ようこそ、わたくしたちのホテルへ
SPtracks 詩人のカンヅメ


3.Grand Opera
セイレーンと人魚
リラの花冠
太陽王の神託
慕わしい人の名は
アマゾネスのセレネー凱旋
天鵞絨の陰謀と洗濯女
狂乱の場、あなたの優しい声が……或いはアルモニカの夜
爪に盛られた一匙
何という不幸!愛が目覚めたというのに
乾杯の歌
誰もが知るように
ジークフリート 星の願い
Grand Opera

O mio babbino caro ――あとがきに変えて





mayumi
le 10 avril


知らせ
秋山繭美文学全集的新刊のご案内







「薔薇のソネット」の時にちらと言いましたが、
今までサイトの方に載せていた詩から
一応選んで、分厚い詩集に致しました

全四冊
国書刊×会並にお高いので、
そんなお財布の余裕
無い方もいらっしゃるでしょうけれど
別に絶版は無いので
許して下さぁいね。

(私の詩にそんな私財を擲つ人など
最初からいない気もしますが。)





一応、全てに新しいモノも
二三篇入れてはいます
そして、本で読んだら、
こんなところに貼り出してあるのを
読むのとは段違いの恍惚モノ




西洋絵画表紙
三巻だけ、友人の画学生にお願いして
何枚か頂いた画像を
勝手にくっつけました

(「ソネット」みたいな

枠消し忘れ

とかそういうミスはないはず)



サイトに掲示してある分は、
収録作に関しては一部を除いてあとで消しますので、
もしお読みになりたい時は
ちゃんと書物として買って読んで下さいね


その方が絶対に美しいので。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「美性侵略――Mayuminia Collections 1――」
286P 3,240yen
ISBN:978-4865432732

「逆さ吊りのアフロディテ――Mayuminia Collections 2――」
304P 3,499yen
ISBN:978-4865432749

「浪漫的歪み――Mayuminia Collections 3――」
326P 3,694yen
ISBN:978-4865432756

「綺羅の時間――Mayuminia Collections 4――」
468P 5,184yen
ISBN:978-4865432763


共にデザインエッグ社オンデマンド
4/6発売 アマゾン及び三省堂にてどうぞ
アマゾンでの予約はもう受け付けています



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そして、今月と来月で
一冊ずつ
今度はちゃんと完全新作が……
こちらはもっと
良心的なお値段なので


(今描いているところなのですけどね。
よって桜の季節に引きこもり~。。)


一つは物語風
もう一つは偏愛現代美術風
いずれヒトリゴトでまた紹介致します



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この四冊
誰よりも手にしたいのは
ワタシ






le 3 avril
mayumi


ネコさん――金子國義のこと



遅ればせ、夜、Twitterを覗いてみると
朝がた「ご冥福を……」の文字が飛び交っていたことに気付く
誰か死んだのね、と思って見ていたら
心筋梗塞でネコさんが逝ったという訃音があちこちに散らばっていた


ああ、とうとう
金子さんが逝ったのね……などと静かに想いを巡らせていると
じわじわと何か底の無い哀しみのようなものが沸き上がってきて
何で死んじゃったのよー!という気持ちでいっぱいになってしまう。。




三年前に、赤江瀑が逝った時には、
私はすぐに、この地上は重大な人を失ったと感じた
「薔薇の護り手」がひとり減ってしまったからである

ところが今回は、もっとゆっくりと、
静かに、胸に空いた黒く小さな穴が広がってゆくような感覚を覚えて、
次の詩集を描かなければならないのも手につかず
こうしてヒトリゴトを認めている……




私は.眉の太くてしっかりした女の子の方が好きで、
それは言うまでもなく、金子さんの絵の女を観てからだった

凛々しく、黒々とした眉、エロティックに膨らんだ赤い唇……
大理石の素肌、その作品はどれも頽廃的で憂愁的な淫靡さを湛えていながら、
同時に輝かしく狂おしいまでに「生命的」なオーラを放って止まない


嘗ての「Prints21」の金子國義特集に掲載されていた
カフェ・ドゥマゴの女の子が、私にとってのパリジャンヌの原点で
コケティッシュな誇りの魅力と、ややはにかんだような雰囲気が印象的で、

私がその種の詩を描く時にも彼女の姿、彼の作品が常に脳裡に浮かぶ




詩を描く時に脳裡に浮かぶといえば、
「三女神」

特に私には、花の詩を描く時に彼のフローラの絵が映し出されていて、
或いはアフロディーテのような女神を主題にする時、
彼の絵の人物の体型を思い起こすのです


私の幻想の情景の根源は
改めて見詰めてみると金子の絵から貰っていたのかもしれない




「アリス」の挿絵も好きですけれど、
一番はやはり「三女神」と、
小池真理子「午後のロマネスク」の挿絵たちです


何処かグロテスクな心象さえある彼の絵は
スペイン風でもあるような気がする、というより
ファドやフラメンコやカルメン的な、赤く
熱い魂の煌めきをも孕んでいる
血を吐くほどに、熱情的な恋にも似た匂ひ……
なのに何処かしら冷たく、絡み付くような視線を投げ掛ける




これは個人的な思い入れで、ネコさんにお逢いしたこともないのですが、
一度いつか是非言葉を交わして見たかったなと、
これは最早叶わない夢……



あと、誕生日が同じ日で
それもこの穏やかな哀しみを色付けている
想い入れの一つの材料でもあったり



ネコさん、ご冥福は、皆さんが祈ってくださっているので、
私は良いよね、敢えて


また、本当の薔薇の護り手がひとり消えちゃったな
あなたみたいな美しい人は、死んではいけなかった
そんなことを考えたり







mayumi
le 17 mars


Sonnets en raison du fait de monter



お知らせです。

以前、途中の何篇かまでサイトに載せていた
"Sonnets"と、即興詩として描いたものの幾つかを纏めて
「薔薇のソネット」としてオンデマンドで
ペーパーバック化致しました。


本当はいずれハードカバーでちゃんとしたモノにしたいのですけど
でも書物の形にするとまた違って読めるので
ひとまず縦書きで出したかったのです。


Amazon及び三省堂書店で注文して頂くか、
このサイトからでもご購入頂けるようにします。

(但し、このサイトからのご注文の場合、
配送料を別途申し受けますのでご注意下さいませ。
Amazon及び三省堂では送料はかかりません。)

(神保町本店が一番早いらしい。。)



・・・・・・・・・・・・・・・・・

「薔薇のソネット」(MyISBN)
販売価格:1,836yen(TAX in)
ISBN:9784865432527

Amazonへはこちら



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

因みに、これまでの他の詩も
幾つか纏めてこれから書籍化致します。
そちらの方は分厚いので、
ちょっとお高くなってしまうと思いますが
近くなったらまた改めてお知らせしますね。





mayumi
le 12 mars


アンドレ・ピエル・ドゥ・マンディアルグの
「薔薇の回廊」という薄いけれどシンプルで上品な装丁のご本を
買ったのですけれど、
普段は読まない訳者解説など読んでしまった



原題は「動く歩道」らしいのだが、
モティーフがはっきり定まっていないイメージを加味して
「薔薇の回廊」という邦題にしたらしい



"はっきり定まっていない"なんて、
作者もそうだけど
まともな読者なら言いませんことよ




厳しいかもしれないけれど
仮にも表現者がそういうことを言うのは
あまりにも無責任だと私は想っている



というか、もはや犯罪だとさえ思う



文学というものが
読者に与える影響を弁えているとすれば




いわゆる"幻想文学"というものが
何だか分からないもやもやした妄想を表現している


というデマを広めているようなものだもの




こーいうの、本当に気になる




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



それはともかく、
美術館などには行っている暇がまだなく。。



描かなければいけないのもありますが、
ちょっと昔の作品を弄繰り回していました
忘れているものばかり



(でも改めて読み返すと描いた時より深いなあ~。
描いた人、凄いなあ)




この作業が一体何に繋がるのかは
まだわかりませんけれど、
今描いている最中のものも含めて
暫くお待ち下さいね



読んでいる人がいれば、ですけど





というわけで今物凄く、
カンヅメになりたい気分
この部屋書き物に落ち着かなさすぎる。。




あの人へのお手紙とか書きたいのに



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



先日、某ドールハウス作家(というかもう何でもありおば様)
Sさんとお茶をしに行ったのですけれど



作業に気を取られてTicoTico遅れて行ったら
「時は金也」だと言われました。。(笑)



そのとーりだと思います、
すみませぬ。。あは




ずーっとお家で忙しくお勉強なさっているのですって
物理と金融?何でも良いのですけど


彼女はもう長く厳しい世界で生きて来て
私などまだまだ若輩ですが
経験の重みや重要視するものは違っても
ふとしたところで意見が合うので
話すと何だか元気が出て来るお人




未だまだ私も
年寄りにも若者にも
負けてはいられないので。



というか
私は不老不死なので。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




ひとりの私は
ひとりのあなたと
ふたりで
世界一の詩を認めたいのだ
本当は





mayumi
le 23 fevrier


二月



ものすごーく、久しぶりな更新
呟く方が楽なので
ついこちらをほったらかしにしてしまう

前回の時は、多分東京にいたと思うのだけど
また東京にいます(笑)


詩を描くのに忙しくて、
詩以外にも色々な企みに燃えて
アレコレ企画や方法を考えたりしていて

更新はまだまだ待ってね。。


私はその為に専念するのに一番精神的に適している場所に
その時いたがるわけです、常に。
余計なことにかかずらっている暇はないので。



・・・・・・・・・・・・・・・・・


一番最近の「高級詩人」には
解説を付けなかったので
ちょっとだけ語っておく



高級、という言葉にどういうイメージがあるかといえば
私にとっては、単にエクスペンスィヴな、煌びやかなもの
というわけでは全くなくて

勿論見かけの華やかさも必要だと常々思っていますが
それに加えて中身の在ることだとか、
嗜好や趣味的な華やかさだけではなく
「やむにやまれぬ血の華やかさ」というようなことなのね


高級な宝石のような姿見の裡に潜む
本当に高級な宝石の正体

そういうイメージで作ったつもりです
美しいってそういうことでしょ?

ただキラキラケバケバしていたって何の意味もないし
そんなものは、一瞬ああステキと想うかもしれないけれど
三日もすれば飽きてしまうでしょう


あとは、こだわりとか
私の場合のこだわりっていうのは、例えばアンティークなら、
それがどの時代の、どんな装飾の、どういう人のものか
というよりは、

そのデザインそのものが、どういう精神を元に成立して此処に在るか
がもっとも重要。
稀少性なんかはどうだって良いし、
マシンメイドでもハンドメイドでも、
私のこだわりはそこにはないのだということに近頃気付く。

重要なのは
見た目が中身を伴って美しいかどうか
だけ。


深みとか、重みとか
あくまでも濃密な、重厚な奥行きに根差した
煌めく表象
そういうイメージを意識して言葉を吐き出してみました



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


もう暫く、東京で
人に逢ったり逢わなかったりして
過ごしたいと思っています


ああ、
美術館に行こうーっと。





mayumi
le 16 fevrier 2015







Back