Monologue 2014




金木犀往って...


ご機嫌麗しゅう、わが皇國にお越しの皆様

独りごとの更新は三ヶ月ぶり
「唯一無双」として、色々と書いた詩群を載せてからは
もう二か月は経ったでしょうか


八月の間は、前回も書いたように読書と思索の日々に没頭し、
先月九月には東京に来て、
審美学々々食享楽の毎日を過ごしておりました


数少ない深く濃い友人たちにも会えて美的人生的哲学の交歓もしたし
(わたくし、美学哲学の役に立たない方をまっっったく好きになれませんの)
アリプロのコンサートに行ったり、恋月姫の人形や古代エジプトの何たらを見たり、
文化村でやっている「新世界少女宣言」展のアリカたんと天馬くんのトークショウに赴いたり、
美味しく、為になる日々でした



で、ツイッターでは「金木犀がちゃんと咲いたら帰る」などと言って
散ってもまだ、もう少し滞在ちゅう。。
味見をしなければならないお店だとか、観ておかなければならないものが
次から次へと湧いて出てきて、なかなか忙しき我が現世


これもツイッターでは載せたのだけれど、
先月お迎えした、「令嬢薔薇図鑑」帯の紅色の子のことなど、
大いに自慢……ではなくてご紹介したいこともあるので、
近々ドラスティックに更新しようかなどと思ったりしています



まずは、近況の簡単な報告まで。






mayumi
15 octobre


空一面の蝦夷梅雨の雲の下で
このひと月半はずぅっと読書


次のカッコいいタイトルが浮かんだと
前に云いましたが、
その為の脳内書庫逍遥の真っ最中


何か、いつもと同じようで、
ちょっと違ったものが出来るかも
、です


十二編やろうと思っていて、
前回「次は薔薇はもういい」みたいなことも云ったのですけれど
タイトルだけ薔薇と付いていたり
(ちょうど薔薇はいいとか云った後に薔薇の蒸留水を買いまくってしまったので)
色としての薔薇色やイメージとしての薔薇
はあったりします


今のところ五編は出来ていて、
あと七編
ヤリニクイのが最後に残る〜。。
来月中頃くらいまでには。


遊びの要素が強い感じで、
黒光りするあの虫
とか小さな魚とか

あと某敬愛するT嬢が今キノコをやっていたので
ワタクシもワタクシなりのキノコを、などと思ったのだけど
これもちょうどその時ヒヨコを買ってしまって

ああ、ヒヨコとキノコは音が似ているなあ

などと考えていたら二つは一つの詩に合体してしまうし

何かそんな感じ。。

軍歌など聴いていたので
軍歌の言葉と軍歌の心で分かりやすく
新しい軍歌を作ったりもしました



多分、門が「開いているか、閉じているか」で云えば、
「開いている」
扉が「広いか、狭いか」で云えば、
「狭い」
という想像をして下されば

密かに形而上的好奇心とか
「たった一つのものというもの」がテーマだったりもする




読書生活は本当に暫くサボっていたので
快楽陶酔的リバウンドに浸り込み
三十冊くらい一気に色々読んだので
トゥウィッターあたりを見ている人には
きっとワタクシの思考は散らかっているのですけれど


てんでバラバラに手に取った書物たちが
私の中では綺麗に繋がっていって
どんどん深まっていくのです
そんな感興は、とうてい言葉で伝えきれるわけもないので
まあ、色々お読みになって下さい、としか言えませんが。あは



宮○○○○のつまんねえ話に恐ろしく食あたりしたり、
(名前言いたくないの。)
相変わらず女王・皆川博子は本物の天才的美文の使い手だし
立原えりかの童話に改めて心酔したり、
中島梓の怜悧な私論は正しくワタクシの思う通りの処だし、
女神・×××××嬢の短編集にはもうこれで人生終わるのではないかと言う程
耽溺恍惚豊饒の極致であったり、
(お名前言いたくないの。)



せわしなく、愉悦と悶絶と焦熱の毎日
(お店用にとフランスから取り寄せた数枚のモード画をひとりゆったり眺めたり
溜まっていた海外ドラマを観たりしながら、ですけど。)





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そんな中にもひっそりと、
天から冷たいものが降りて来る
ような気がする寂静の幕間
仄かな香り滲ませる
暗殺者の気配
気配だけで息の根を止める、夜

私は眼球の裡に夜露を閉じ込め
溺れてゆくセカイを
強かに見詰め続ける








le 19 juillet
mayumi


Toile de Jouyと五月薔薇病






某SNSでは言ったのだけど
このアンティークファブリックが届いてからというもの
もうトワルドゥジュイが個人的流行でね


(ちょっとしたヒエロニムス・ボスの世界、かも)



この繊細なタッチを見ているとほんと飽きないでふ。。
最初にこういう図柄を描いた絵師というのは
きっととっても厳しく優しい人だったのだろうなとか
ちょっと怖いくらいの真剣さの中にしか真の優しさと云うものは育まれないだろうなとか
想像の翼でその人のアトリエまで遊びに行ったりしながら
ショップに並べようかと思ったこの布ですけれど
あまりにも想像以上に一目惚れしてしまったためにワタクシのモノに
うふふ
あっちには、その内代わりに別なToileを載せます



最近はアンティークポストカードをちょっと集めてみました
ワタクシのお店はあくまで副業感覚なので
ちょっとずつ気に入ったモノを増やしていければ良いなと思っています




詩は、今まで暫くバシバシ描きまくってきて
薔薇とか月とか焔とかあまりにも言い過ぎて飽きてきたので
今度は秋ぐらいまでじっくりやろうかと思ったり。

次のテエマはもう決まっているのだけど。
「分からない人には絶対に分からない」ようにやろうと思ったんですけど、
そうしたら、
超絶カッコいいタイトルがふと浮かんで
今までの枠を膨らませながら
もう凄いのが描けそうな予感に満ちていて


とりあえず今は
読書や空想をしながら
しっかり練ろうと思っているところ。


次は、薔薇も焔もなし
でも薔薇薔薇燃えるようなモノにするつもり
あはは。愉しみ過ぎる。
何が起こるかはまだ私にも分かりませぬ




でも即興で、もう一篇だけ薔薇薔薇薔薇でやるかもしれない

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五月は薔薇の季節ですけれど、
私の家の周りには、素敵な薔薇を育てている薔薇屋敷も薔薇園も無いので
あまり季節感みたいなものは無いんですよね


でもやっぱり私の中で薔薇とは
もう本物の花以上の存在であり、
文学や美術の中にしか咲いていないものなので
それは問題なし。


この時期ネット上にも薔薇写真は溢れていますけれど、
綺麗だなと思っても、でも綺麗なだけだなという方が強いの



薔薇を見る、よりも
薔薇を感じることの方が
私にとっては重大な問題
な気がする




関係ないけれど
近頃一瞬窒息しそうになるくらい薔薇!な
洗顔パスタを見付けてしまって
それで全身ドロドロにして
噎せ返るような芳香と共にお風呂タイムを愉しんでいる
浴槽はもちろん、死海の薔薇塩。
それで私の骨は薔薇の骨になって
薔薇薔薇になって、それでおしまい!という気分。。




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社会は、皆薄っぺらいレヴェルで手を繋いでいたいのかしら。。
反原発とかさあ
集団的自衛権とかさあ

きっと自分の隣に立っている人の名前にさえ関心のなさそうな
密度の稀薄な
ヒューマンチェーンとか作って
騒音以外の何物でもない馬鹿な歌を太鼓叩いて囃し立てて
何が愉しいのだろうか
あんなもので、一体何を守ろうとしているのだろう




お隣の国が空母を出してくるよりも
あの人たちに道端で出逢っちまう方が
余程恐ろしくないか?






ああいう左巻きの自由と平和と生きる権利だけを主張するような集まりって、
逆立ちしようが、ちっとも
美しくない
そういうものは、己己戦い抜いて創り出していくものです
一体どんな嘘を信じたら
あそこまで汎世界的なカルト宗教みたいな頭の構造になるのか。。



ロックとか、パンクとか、何でもいいけど、
最近の叛逆的精神の殆どは
気の抜けた合唱のようで
それは愛でも何でもないから




(何か今日言い過ぎ?(苦笑)
もっと言ってくれという声を期待するわ。)




mayumi
le 25 mai



ああ。。
いつの間にか四月


毎年三月というか
春がほんと
大嫌い
うんざりするくらい凭れるので
更新する気にもならなかった。。


新しい詩を脳内から引っ張り出したり
生花を買って
花瓶の薔薇の観察日記なんかつけていたり
春嵐を横目に読書をしたり
そんな風に過ごしていました



某SNSなんかではいろいろ書いていたのだけど
此処は更新が面倒くさいので。。
(笑)



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近頃はDr.小保方のnewsばかり

トゥィッターでは今日散々吠えましたけど

私は彼女
とても
好きなの。



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そして今月は
税率改正もありましたね


私はいつも
消費税引き上げ反対反対派
だったので
そこについては
何も言うまい。



le 9 avril
mayumi





嵐の声を聴き染めて過ごす夜
いいえどんな夜であろうと
私の胸には古の乙女戦士の押し隠す悲鳴が聞こえて
どうしようもない無力感と無情なさに包まれる





そう言いながら
愚だ愚だと書き連ねていたツイッターを
ちょっとお休みすることにして
(見るのは見るけどね)



ああ、何も書かなくてよいんだなあ
という妙な安息に充たされる



書くことってほんとうに
苦しいんです


書けないことも苦しいけどね



こんなアホな為体では良くないわ。。
などと思いつつ






頭の中には
相変わらずの薔薇色の豹
そして
その尻尾は
細く美しい薔薇蛇







別に砂漠を彷徨っているわけではなく
四方を覆う風の音に
疲れた声では翳むだけ
と思うから


素肌にはずっと
痛み止まぬ桎梏



血に飢えた獣は
飢えを塞ぐために血を求めるのではなく
飢えに耐えるために
紅い薔薇を見付けるのかしら



餌を求めて爪を研ぐのは
餌のない蒼白の季節を凌ぐため



ならば戦いとは
何故なされるのか
愛はどんな罪を産むのか



ああ、そんなことを考えて過ごす

まさに精進潔斎




お部屋の細々も溜まっているし
書物も溜まりに溜まっているし



ちょっと前にはようやく
Fサガン「愛は束縛」なんて
読んでました、あは

今は皆川博子「猫舌男爵」を
一日一篇ずつゆっくり読み耽る


サガンはほんと、
厭な女だなあとか、
付き合いにくい男だなあとか、

想いつつ


皆川博子女王はもう
さすがとしか言いようがない
ついには涙が零れてしまう。。


それも
不幸な小説の筋書きを
私自身がなぞっているような
錯覚ではない錯覚によって





私はこういう哀しいの、
好きだけど、居た堪れなくなる
だから書きたくなるんです
詩も物語も断章も



だから美しい結末に持っていきたいのに
哀しい終りの方が本当は
お上手に描けるのは
どうしてでしょう





冷たさに揺れる素肌に
塗れる蜜の虚しきことよ!




・・・・・・・・・・・・・・・・・・



そして下界はと言えば
相変わらずバ×とク×ばかりで
今更何も言うことも無いな
けっ


近頃
N×K会長のやり口が
もー爽快過ぎるワタクシであります


やれ!やれー!








mayumi
le 27 fevrier


一年の計は何とやら、
わたくしは元日の「朝の夜」からもう
キィを叩く叩く。



ちょっと自分ではかな〜りお気に入りなのが
描けたので、
今年は華やかな年になるだろうなと
静かに含み笑う御年始


まだ載せないけどね〜




友人知人への御年賀メッセイジなんて
もーどこかそっちのけ!で
(門ちゃんことT君とI氏と……ああ数人書いていない)


・・・・・・・・・・・・・・



ああ、永遠の6歳わが相棒その一のNちゃんは
昨日*8歳になったようでふ。。(笑)
おめでと、よくぞ生まれてきたわ〜
あの子の寝顔は、私の秘密の宝もの



……なぁんてことを言うと
お母さんみたいでイヤなんですけどね。。(笑)
滑らかな細く白いあんよを伸ばして拡げて
幸せそうな表情で眠るあの子を見ていると
眠る幼子は天使だなとちょっと思います
そしてこれは、
絶対に生み落した人にしか味わえない微かな愉悦。。


勿論、目覚めて愉しげに踊っている様も
神の庭で遊ぶ妖精のようだけど!




そしてその愉悦が、
私には、少しだけ切ない。。


・・・・・・・・・・・・・・・・・




ともかく、わたくしのお正月。



昨日はいつものように
ニューイヤーオペラを堪能。


今年のテエマは「花」だったようで、
假屋崎センセがちょっとうるさかったんですけれど(爆)


中村さん、藤村さん、福井さん、堀内さんは
もういつものように比類なき歌声〜


特に中村さんの御美声は
二期会も藤原も一纏めにして火を点けられるくらいの
凄絶な超絶な歌唱!
テレヴィの前でただただBrava!なワタクシ。。




アジリタってあるでしょ?
ホントはあんまり好きじゃないんですよね。
オペラ黎明の頃は、狭い室内で限られた人にだけ
歌っていたので、超絶技巧コロラトゥーラみたいな、
か細く小さい声でも良かったんですけど、

屋外の劇場や広い舞台なんかが出来て、
それまであまり重要でなかったドラマやリリコが出てきて、
音楽が物語に添うようになった

歌の詩には人生が添わなければならない、と
中井先生も言うでしょうけど、
chanson d'amour fleuritにはやはり
本当に胸に秘めた想いが拓かれなければ駄目


よくオペラは祝婚から、大衆芸術や神聖美術に枝分かれて進化した
と言われて、
ロッシーニからヴァーグナーとヴェルディ、
ヴァーグナーからロマン派、象徴派、神秘主義と、
ヴェルディからプッチーニ、
そしてニーノ・ロータへの系譜だと言われていますが、


両者を繋ぐところに、「愛の讃歌」とか、「幸福」とか
あるいは「リリー・マルレーン」だったり「枯葉」のような、
悦びと切なさのchansonが横たわっている気がします


愛は神秘と現実の狭間に横たわり、鎮座し、屹立し、
芸術家には詩的想念を、渡世の人々には恵みを、
与えてくれるものだと感じます




・・・・・・・・・・・・・・・・・


清らかで厳かな新春の風に吹かれて
私の心には早くも緑溢れる夏の日が訪い
音もなく降り積もる雪の下で強く芽吹き出す
そのしなやかな芯の煌めきを見詰めています

今年もまた気高さと果敢なさを持った花が
誇りを乗せて何処までも根を、葉を、
伸ばしてゆくのでしょう

私たちは、大きな魂の翼を忘れずに
どんなに苦しく、怖ろしい現実のなかでも
頽れて朽ちてしまうことなく、
譬え伸ばす手が遠い星に届かないとしても、
確かな夜空が私たちの身を穏やかに包み込み
星の光が私たちの翼を導いていることを、
強く信じて、歩いて生くのです

私たちが私たちであること
真に価値在る命への祈りとするのなら


・・・・・・・・・・・・・・・・




さて、今宵は、
当然録画しておいた
バレンボエムのウィーンフィルを漸く聴きながら
香しく麗かな気持ちで過ごそうと
想っています




此処を訪れて下さる皆様には
昨年よりも更に深まる幸を届けられますようにと
心から祈り、精進して参ります


どうか馨しい一年をお過ごし下さいませ
本年も宜しくお願い致します






le 4 janvier 2014
mayumi







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